2021/06/20

木こり

6月なのにもう30℃近くまで上がる気温。
近年はこれが常態化してきましたね。

生態系への影響はどんなものがあるのか心配です。
木の生育も変わってくるのでしょうか。

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……

林業を担う木こりの一人として技術を磨き続ける毎日、最近特に思うことがあります。

木を「きる」という行為がどこまでを指すのか、どこまでできたら一人前なのか。

日常的に会話で「木がきれる」と聞こえてくるときはだいたい、立っている木を切り倒すことができると言うことを差します。


そしてその難易度が増せばますほど木をきる技術が高いと見なされます。

でも果たしてそうなのか。

やはり私たちは木こり。
木を活かすし、山を活かす仕事。

木をどんな風に利用するのかも分からず伐るのは違う気がします。

ただ伐り倒すことができるだけでは、「倒せる」だけのひと。
倒した木をサイズ、中身、形、市場のニーズに応じて丸太にできなければなりません。

木を「伐る」、伐った木を「玉切る」、出来るだけあますことなく使い「きる」。


そんな風に考えると、あぁ自分はまだまだ木を倒せる人間レベルだなぁと思います。
造材の知識、技術をもっと高めながら伐倒技術をのばさなければ、「私は木がきれる」というセリフは一生口に出せないでしょう。 

まだまだ半人前、頑張ります(笑)
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作業員 衣笠
2021/06/11

ひと月挟んでお久しぶりです。

更新を疎かにしすぎていました…。

気づけばもう6月。今年も半分を過ぎようとしています。


たまに起こしてしまう悔やみきれない一瞬の気の緩み。
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道の際の立木に傷をつけてしまいました。ごめんなさい。
これは不可抗力ではなく、単純な不注意です。

少し気をつけていれば簡単に避けれた失敗というのは、思い返すだけで悔しくなります。
大事に傷をつけずに残してきたものも、ほんの一瞬で努力を無駄にしてしまう(泣)

そんな失敗を重ねる度に、次への成長へと繋げてしっかりと意味のある失敗に昇華させなければなりませんね!

数をこなすうちに意識が散漫にならないように気をつけます。
単純な作業もいかに考えてやるか。
成長するにはこれにつきますね。 自戒!

作業員 衣笠