先日、測量中に境界を挟んだ隣の山が目に入りました。
そこは皆伐されたままの状態で置かれたであろう様子で、切り株から優に10年以上は経過しているのではと思います。
にも関わらず周りの植生は乏しく、山の斜面には裸地化している箇所も見られました。
場所によっては自然に植生が回復するのですが、ここはそのスピードが遅いようです…。
南向きの斜面であることと一斉皆伐による急激な土壌の乾燥や、せっかく芽がでても鹿による新芽の食害etc
要因は色々あると思います。
このまま放っておいても遷移(詳しくはグーグル先生で(笑))は何らかの形を山に与えるでしょう。
ただ、それを待てないという声が人間から起こるのであればしっかり対策はしなくてはなりませんね。
環境をがらりと変えてしまう力をもっている我々は、目指す森林の形をしっかりと定めて仕事しないと取り返すのに後の世代が苦労します。
責任重大!!
ただ、目指す形は時代によって変わり続けます。
なので絶対にしてはいけない形を胸に刻んで仕事するのが最優先ですかね~!
作業員 衣笠